人が良いということ

「人は悪いよりも良い方がいい」

僕の尊敬する方の言葉だ。一般に”人が良い”といえば馬鹿正直と言われたり、損をするような印象がある。”人が良い”とされる条件は他者を信じ、正直で、純真であることだ。だが、この純真さは脆い。悪人に利用されるのが常だ。利用され続けてそれでも平気な人は居ない。心の中で葛藤し自己を維持しているはずである。または、自分は損してもよいとあきらめる必要がある。

だが、私はこのスタンダードな意見に異を唱えたい。これではあまりに寂しすぎる世の中になってしまう。
私は手本とすべき「人は悪いよりも良い方がいい」を自分に当てはめ実現するためには、抜け目なくしたたかであらねばならないと思っている。なぜならば、”人の良さ”は透徹した賢さにさらされて初めて”他者の利益”になるからだ。

言葉は足りないが、忘備録として。

–2016/7/7追記–

葛藤しながら自己を維持し続け、「人のいい」人を諦めていない人に心底から尊敬と拍手を送りたい。だが、「人のいい」人があきらめずにすむように”人のいい為の自己の葛藤”を和らげる人に最も賛辞を送りたい。

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