紹介状に書いていたこと

ここではきちんと書いていなかったのだけど、僕はいくつか病気を持っている。

この間のポストに書いた「前庭神経炎」はほぼほぼよくなっていて、薬を飲んでいるだけなんだけれど、それとは別に遺伝性の病気を持ってる。
二年前、博士課程を卒業して仕事を始めたころ職場での健康診断を受けた。学生の頃はさぼっていて健康診断を受けたことがなかったので二十歳のころ以来だったかもしれない。そのころLDLコレステロールが異常だったことが分かり、間もなく家族の病歴から”家族性”高コレステロール血症の疑いで高コレステロール血症の診断を受けた。1年ぐらいはまともな治療が受けられずにいろんな医者に対応してもらっていたのだけど、いいお医者に当たって以降はずっとその方に見てもらっていた。
僕は四月から名古屋に引っ越したのだけど、その時に紹介状を書いてもらった。
新しい病院は高コレステロール血症の専門医がいる小さなクリニックに行った。すごく親切にしてくださって20分ほど丁寧に問診してもらった。紹介状をコピーして持っていきなさいと言われた、病気の記録は一生持っているべきだと。そこには「患者様は薬剤に関心がございます。医療不信はなく、お話がきちんと通じる朗らかな方です。」と書いてあって、なんだか自分が気が付いていなかった優しさに触れて参ってしまった。それも自分が朗らかだなんて思ってもいなくて、思いがけずほめてもらったような気がした。

一時は病気も悪いものじゃないのかなあなんて思うけど、やはり薬を飲む瞬間は自分が病気なんだと強く感じる。とてもいやだ。

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