
今年の冬は温かいらしいけれど本当なのだろうか?
去年は父が死んで、年明けに叔父が死んだ。
母に電話すると一層堪えたようだった。
しばらくぶりに一人で星を見に行った。
スマホのライトに息を吹くと空気が真っ白になる。
目の前の雪と景色と夜空が僕の心に馴染んで心地がいい。
この間、人間関係の相談をchatGPTにした。曰く、行動につながらない限り、人に期待してはダメなんだそうだ。僕は意見が違うのでやっぱりAIなんて凡庸な意見しか言えない駄目なやつだなと思った。
一方でこれが世間なんだなって感じた。
僕は行動にできなくても心にパッと生まれてパッと消えていくような気持ちに、むしろ価値を感じてしまうけど、そんな人は少ないのかしら。
古今東西の名著が目に見えないものが大事だなんて書いてあるし、たくさんの歌手が写真には映らないと歌うけれど、本当にそうだ。
冬の空気は冷たくて、自分の境界がはっきりとわかる。肌と空気の境目を意識する。自分とそれ以外。
この写真には、僕にとって白い息と一人の時間ともう会えない家族が詰まっているのだけど、多分傍目にはキレイで楽しく見えるんだろう。
写真には映らない、目には見えない、何も残さなくても誰に伝わらなくても確かに痕跡として残っている心の機微にこそ、その人の本質が現れる。
僕のしてきた事が誰かの中に沈殿して何も生み出さなくなっても何かのきっかけでどこかにまた現れてくるといいな。
それが生きた証だなって、いまは感じてる。