だらだらテレビを見ている

いまテレビでしているレトロ自販機の話、経営者の斎藤さんは古くなった自販機を修理し、一箇所に集めて自販機の楽園を作っているそうだ。駄菓子やラーメン、味噌汁などの販売機があり賑わっていた様子。
そんな中、子供が「自販機の中に人がいて〜」と遊んでいた。ナレーションで大人が「子供は想像力がたくましくて」と言っていた。
しかし、自販機の中に人がいると自販機を知らない人はそう思うのではないだろうか、私はごく自然な発想だと思う。「自販機の中に人がいる説」ははじめに思う自然な発想だ。それがおかしいと思う大人がおかしいのだと一人考えを飛ばしていると、テレビではコロナの影響で子供が休みになり、パートが雇えずに売り切れになっていると。斎藤さんが一人で黙々とラーメンを用意する様子が映されていた。

私はハッとした。

テレビにはそのまま「自販機の中の人」が写っていた。私もつまらない大人だと言われたような気がした。そうだ、自販機の中には「人」が宿っている。本質を捉える目は元々具わっているのだ。
子供は頭がいいなあ。

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